今日も良い天気でしたね。
子どもたちは、プール遊びで汗を流してサッパリしたり、見学のお友だちは、室内でブロックやオルガンを弾いて遊んだりして過ごしました。
そんな子どもたちの日常に目を向けてみると、生活のあちらこちらで子どもたちの微笑ましい気づきに出会うことが出来ました。
【給食の時間・・・♪】
スープをこぼしてしまったすみれ組の男の子が「先生~、こぼしちゃった~。」と保育士に告げると、サッとテラスに行ってしまいました。
保育士が、どうするのか観ていると・・・
干してある雑巾を1枚持って来て、自分でイスと床を拭き始めました。

新学期から4か月が過ぎ、すみれ組の子どもたちも、お兄さんやお姉さんのする事を見て、『こぼした時は、どうすれば良いか』を、いつの間にか身に付けていたんですね。
保育士が「〇〇くんが、床もきれいに拭いてくれたから、他のお友だちが滑って転んだりしないね。」と感謝の気持ちを伝えると、嬉しそうにニッコリ笑って、今度は水道へ向かい、雑巾を洗ってテラスへ戻していました。
最後に保育士がテラスを見に行くと、雑巾がクルクルと巻き付けてあり、とても可愛い干し方でした。

【お昼寝前の上履き・・・♪】
お昼寝前は、脱いだ上履きをロッカーの前に、並べて置くことになっているのですが、みんなが行ったり来たりするので、いつの間にか並べた上履きが散乱してしまうことがあります。保育士が気づいて並べなおすこともありますが、今日は、さくら組の男の子が保育士より先に気づき、きれいに並べてくれていました。

誰に頼まれたわけでもなく、上履きが乱れていることに自分で気づき、『直した方がいいだろうなぁ~』と判断し、実行に移すことが出来た行動を、とても微笑ましく感じました。
この後、保育士が写真を撮ったことに気づき、照れていましたが、止めることなく最後まで全部きれいに整頓してくれました。
【小さな看護師さん・・・♪】
さくら組の女の子が、保育士に「腕がかゆい~」と伝えてきました。保育士が「ムヒ塗っておく?」と聞くと、女の子は「ムヒは塗りたくない。」と答えたので、「じゃあ、少し冷やしてみようか。かゆいのが少し治るかもしれないよ。」と提案してみると、女の子は「う~ん・・・」と少し考えるようでしたので、どうするか答えが決まるまで待ってみることにしました。
すると・・・水道の方で、さっきの女の子とお友だちが楽しそうに、何かをしていたので近づいてみると、お友だちがペーパータオルを畳んで水で濡らし、女の子がかゆがっていた部分を冷やしていました。

保育士が「〇〇ちゃん、冷やすことに決めたの?」と聞くと、振り向いて「うん。〇〇ちゃんがやってくれるって言ってくれたの。」と嬉しそうに答えました。
お友だちの方は「看護婦さんみたいに見える?」と、こちらも嬉しそうでした。
お友だちの、女の子の表情を見て「どうしたのかな?」と気づき、自分に出来るケアをしようとする優しい気持ちが、本当に看護師さんみたいですね。

子どもって、大人が思うよりもたくさんの色んなことを見て、色んなことを考えて、本当に魅力的です。
投稿者:老沼