さくら組は月の製作で、ひっかき絵をしました。
ひっかき絵という言葉だけだと子どもたちはなかなか想像することが難しいと思い、
導入として“くれよんのくろくん”を読みました。
さくら組は、すみれ組の発表会で行った演目なので
改めて絵本を読むと「僕は黒のクレヨンやったんだよ~(^^)」「懐かしいね~♡」と思い出を話し合っていました。
まずは画用紙に赤や黄色、緑などの鮮やかな色で模様や形を描いていきます。
隙間なく色をのせていくのは大変かな・・・と少し心配していましたが、子どもたちは次々と描いていましたよ。

その次は色をのせた上から黒のクレヨンで真っ黒に塗ります。
躊躇してしまう子がいるかな・・・と思いましたが、導入で絵本を読んだことで大胆に塗ることができました。

画用紙を真っ黒に塗り終わるころには、手も真っ黒。

しかし、笑顔で「大変だったけど、楽しかったー!」「早く、くろくん(の絵本みたいに)やりたい!!」と言う言葉が・・・♡
今回、ひっかく材料は身近に使っている割り箸にしました。
慎重に慎重に削っていき描いたのは、パンジーと葉の下で越冬するてんとう虫の絵(^^)

力加減によって線の太さや見えてくる下の色の鮮やかさの違いに気づいた子がいました。
「強く削ると、太い線になるよ!」「たくさん削ると、下の色がいっぱい出てくるよ!」
と周りの友だちに教えていました。
初めて行う技法だったので、細かく説明をしたり、伝えたりしようとしましたが
進めるうちに子どもたちが自ら発見し、友だちに伝えていく姿が見られ
子どもたちの気づきはすごいなと感じることができました。
2日間に分けて製作した作品は、それぞれの個性が存分に出ています。
近いうちにそら保育室に飾るのでお楽しみに・・・☆
投稿者:深谷