5月26日(水) ☂
ある日の事。
戸外遊びの際にもも組さんの男の子が枝をもって、桜の木のところで何かしていました。
よく見ていると、枝の先を木の穴に入れていました。虫探しかな?笑
「何してるの~?」と色んな子が集まってきて、一緒に気になって見ていました。
虫は見つかりませんでしたが、お兄さんお姉さんが小さい子の探索を見守っておりとても心がほっこりしました。
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こちらは、園長先生がカマキリの卵を見つけて持ってきてくれました。
飼育ケースに入れて、毎日観察していた子どもたち。
数日後の朝…
いつものようにテラスに置いてある、カマキリの卵を見に行った子が「カマキリの赤ちゃんうまれてるー!!!!」と声を上げ、それを聞いて他の子も一斉に駆けつけていました。
始めは「どこどこ?」と友だちに聞いている子が多かったのですが、よーくみてみると小さいカマキリが大量に生まれており、子どもたちも大興奮!!
「見てみて!!いっぱいいるよ!」「かわいい!」
「何匹いるかな?数えてみよう!1,2,3,4,5…10……。あー、いっぱいで数えられない。(笑)」という子もいましたよ^^
カマキリの赤ちゃんが多すぎて、保育者も数えられませんでした(笑)
すると、男の子が「赤ちゃん、何食べるんだろうね。」と。
他の子は「葉っぱじゃない?」「ダンゴムシかな?」「これは?」と捕まえたばかりの虫を入れようとしていた子もいました。
「ちょっと待って!本で調べてみる!」と言って、絵本コーナーにある昆虫図鑑を持ってきて調べていました。
1ページ1ページめくっていくとカマキリのページがありました。
「カマキリあった!!」そこには“小さい虫を食べる”と載っていました。
小さい虫って?と言いながら、園庭に探しに行きナズナについているアブラムシを見つけて入れました。
しかし、次の日…二日後には段々カマキリの赤ちゃんが弱ってしまっており、それを見た子どもたちは「赤ちゃん元気ない!死んじゃうから早くお家に帰してあげよう!」と決め、草むらに帰してあげる事にしました。
「元気でね!」「いっぱい食べてね!」と声を掛けてカマキリの赤ちゃんは旅立っていきました。
カマキリの赤ちゃんを心配して、しばらく見守っている子もいましたよ★
いきものを通して、興味の他にも命の大切さも理解しているんだなと感じました。
投稿者:荒木