今日は幼児クラスで行っている選択製作についてお伝えします。
幼児クラスでは年中行事などの際に、
毎月の製作とは別に選択製作というものに取り組んでいます。
今年度は端午の節句の「こいのぼり」製作から始まり、
七夕や勤労感謝の日などの製作活動を行ってきました。
もうすぐ3月ということで今は桃の節句の「ひなまつり」に向けた製作に取り組んでいます。
今年度は巷でじわじわ人気が出ている「つるし雛」を作ってみました。
製作を始める前に見本を作って飾っておくと
「なにこれ?」「かわいい♡」「作りたい!!」と反応してくれる子が沢山いました。
1.7種類のぬりえから好きな物を選んで色鉛筆で色を塗る
2.塗り絵を線に沿ってハサミで切る
3.のりで土台に貼る
4.お花紙で花を作る
5.お雛様とお内裏様の顔を描き、折り紙と画用紙で洋服や装飾をする
6.千代紙を貼り合わせ毬の装飾を作る(むずかしいのみ)
以上の工程を経て、子どもたちが作品を作り上げました。
作品を廊下に飾っていくと、色鮮やかでとても可愛らしくなり
移動する際に立ち止まって見ている子も多くいます。
最初は難しそうだなと感じていた子も作り終えると
「楽しかった!」「もう1個作りたい」と言ってくれていました。
製作活動を通して、指先の発達を促すことができ、
感性も豊かになっているなと感じています。
送迎の際、ぜひお子様の作品を探してみてくださいね。
*おまけ*
【つるしびなの起源】
ひな人形はとても高価なもので、特別裕福ではない一般のお家ではなかなか手に入りませんでした。
そのため、お母さんやおばあちゃん、叔母さんから近所の人たちみんなで少しずつ小さな人形をつくり、持ち寄ったのが「つるし雛」。
みんなの想いをいっぱい詰め込んで作られたのが「つるし雛」であり、 赤ちゃんの大事なお守りとして、とても大切にされていたそうです。
また人形1つ1つにも意味があるそうです。
例えば
【桃】
桃は花、葉、種すべてに薬効があります。「邪気・悪霊を払い、延命長寿を授けてくれるように」との願いが込められており、みずみずしい果実と早春の花のあでやかさは、女の子の象徴です。
亀は“万年生きる”と伝えられ、長寿と健康にあやかりを願う縁起物。亀の一歩一歩たゆみない努力、そこから生まれる「幸せな人生」への願いが込められています。
このほかにも人形には種類がたくさんあります。
よろしければお子様と一緒に今回の製作で選んで塗り絵した人形の意味を調べてみてくださいね。
時代が変わっても子を想う親の気持ちは変わらないのですね。
子どもたちの健やかな成長を込めて、桃の節句を迎えたいと思います。
投稿者:深谷