今日はたんぽぽ組の製作の様子をお伝えします。
たんぽぽ組は今年度
「様々な技法を使って表現してみよう!」というテーマで
毎月製作を行っています。
今月は「きのこ」をマーブリングという技法を使って表現してみました。
マーブリングは桶などに水を張り、専用の絵具を数滴垂らし、
水面にできた模様を紙などに転写する技法です。
水面にできる模様は一つとして同じになることはなく、
絵の具の垂らし方や水のかき混ぜ方などで、複雑に変化します。
製作に入る前に、説明をするのですが、
見本を見せると「きれーい♡」と言う声が上がっていましたよ。
子どもたちは好きな色を選び、水に絵の具を垂らして
自分の指を使って水をかき混ぜて模様を作りました!
水の中の模様は色が薄く、どういった模様ができるか想像するのは難しいようでしたが、
水面に紙をそーっと置き、紙を上げてみると
複雑で綺麗な模様がでてきて驚く子もいましたよ。
自分の時だけでなく、友だちはどんな模様が出来るのか気になり
やっている様子を覗きこんでいる子もたくさんいました。
紙が乾いてから、ハサミできのこの形に切り、
折り紙で折ったきのこも一緒に台紙に張りました。
きのこにはそれぞれに顔も描いてもらったのですが、
顔の書き方にも個性が出ており、
とても可愛らしい作品が完成しましたよ。
製作が終わり、作品を飾った後、ある男の子から「製作楽しかった!!」と言う言葉をかけてもらいました。
実はその男の子は製作が嫌いとお家で話していたそうで、
保護者の方からそのエピソードを教えていただいていたので
毎回「また製作嫌いになってしまってないかな?」と心配しながら
一緒に取り組んでいました。
様々な遊びや活動があるなかで、誰しも〝嫌い″や〝苦手″というネガティブな考えはあると思います。
しかし、嫌いな活動が楽しいと思えてもらえて、それを言葉で表現して伝えてくれたことに
嬉しさを感じた瞬間でした☆
楽しいという気持ちが積み重なり、少しずつ好きという気持ちが芽生えてくれると嬉しいなと思いました!
その男の子だけでなく、他の子どもたちにも楽しいという思いを感じてもらいながら、
活動がしていけるよう工夫をしていきたいなと思っています。
投稿者:深谷